死を悼む

その人を最後に見かけたのは

1週間前。

その人は

笑顔だった。

それはエンターテインメント

の中での

笑顔だった。

 

感性が鋭く

自分に正直で

ステキな人。

公に人のお悩みにも

回答している。

 

こういうニュースを

聞くと

一線を越えるその瞬間に

想いを馳せてしまう。

 

私もかつて

その一線を越えようか

悩んだことがあった。

 

理解できない、

自分を苦しめていると思っていた

親の顔がうかんだ。

そんな親であっても

私を踏みとどまらせた。

 

どんなに苦しんだんだろうか

どんなに辛かったんだろうか

悲しくて悲しくて

いたたまれなかったんだろうか

もうそれすらも麻痺して

感じなくなっていたんじゃないか

そんなことを思ってしまう

 

どんな人も誰かしらの

大切なひと

 

 

 

 

 

 

再会

久しぶりに

本当に久しぶりに

知人に会った

 

最後に会ったのがいつだったか?

忘れてしまうくらい

久しぶりに

 

彼女も

私とはまた違う風に

色々な苦労を乗り越えてきた人

 

それは日曜日

突然だった

LINE電話がなって

「誰かな?」と見てみると

彼女から

「便りがないのは元気な証拠」

というけれど

私も色々あって

日常に戻って

脱力中

 

お互いの近況を軽く話したあと

会う約束をした

明日

 

それが

火曜になったのだけど

2時間はあっという間だった

 

昔、

精神科病院

一緒に

働いた友達

ひとまわりくらい人生の先輩

 

お互いの日常や

過去のいろいろを振り返って

「お互いによくやってるよ〜」

と讃えあって

「細やかだけど幸せだね〜」

別れた

 

帰りしな

洋服を譲り受けた

気に入ったのが

ひとつ

そうでもないのが

みっつ

 

断ることもできたけど

「私に」

と言って譲ってくれた

 

少しもやもやした

「断った方がよかったんだろうか?」

たぶん

断っても気を悪くするような人ではない

さばさばした人だ

 

まっ、

あとは私が

使うなり

誰かに譲るなり

決めよう

 

 

 

 

 

 

 

 

富士登山⛰️

 2021年8月1日。4:45a.m.

その日、

私はついに長年のふわっとした希望を叶えた。

「富士山に登りた〜い。」

 

奇しくもコロナ禍、やっと開山した富士山。

1年遅れのオリンピックが東京で行われている

最中の事だ。

「今年しかない!」と急に思い立って、

富士山に登るという私の計画は

着々と進んでいった。

山頂に立つおよそ1ヶ月前だ。

 

コロナ前の富士登山

山頂への道が人で渋滞して

なかなか前に進めないというニュースを

見ていたから、

「山に行くのに何でそんなに混雑した所に

行かなきゃいけないのか⁈」

と思って眺めていた。

ところが、コロナ禍で閉山した富士山が

開山すると言うではないか!

もう絶対に今年しかない!

こんなチャンスは2度と来ない!

登る!

 

そうなったら

行動するのが早いのが私の良いところ☺️

先ずは道具を揃えなきゃと

ネットや実店舗で富士登山に必要な物を

着々と買い揃える。

 

あとは体力作りと作戦を練ること。

夏の暑い日、

「どうやって筋力をつけようか?」

考えた。

富士登山ガイドブックやblogを読み漁ると

太ももの筋力を強化することが大切と

書かれていた。

水泳🏊?

水着の洗濯が手間だなぁ

ランニング🏃?

急に走ると膝を傷めるらしい。

労力を

最小限に抑えてできる方法として

思いついたのが、

 

日没後に自転車で走る🚲だった。

 

スポーツ店まで爆走した🚴

店内で必需品を購入したあと

再び爆走して帰宅する。

普段車で出掛ける所へ

自転車で行く。

 

作戦はというと、

登山道をどこにするか?を先ず決めた。

山梨側から登るのか?

静岡側から登るのか?

富士宮ルートには途中、救護所がある。

登山初心者には安心だ。

また、五合目までバス🚌で行けて

楽ちんだ〜。

 

着圧スパッツを購入した。

筋力の弱さを補ってくれるらしい。

1日目に何合目で宿泊するか?などと

決めている時に試し履きをしていたら

具合が悪くなってしまった😨

じっとしていたからだ。

 

天候が大切だ。

天気が良いほうが負荷も危険も少なくなる。

山の天気アプリをダウンロードし

日々変動する天気予報と睨めっこ。

当初の予定を1週間遅らせた。

宿も前日に予約。

 

富士登山での最大の敵は高山病だ。

5合目に着くなり腹ごしらえをした。

ゆっくり1時間、身体を慣らした。

さぁ出発と歩き出したはいいけれど

直ぐに息があがって苦しい😣

周りの人はどんどん先に行ってしまった。

「こんな事で本当に登頂できるのだろうか?」

不安がよぎった。

「無謀だからやめた方がいい。」と

家族に言われていた。

ここで断念したら一生登れない気がした。

もうゆっくり行くしかない。

腹を括った。

 

肩で息をしながら重いリュックを背負って

一歩一歩、足を前に進めた。

下ばかり見ているとマスクが

あちらこちらに落ちている。

もうしょうがないマスクでも拾って行くか!

開き直るしかなかった。

ゆっくり、ゆ〜っくり

自分のペースで歩をすすめる。

それにしても息苦しい。

厚着しすぎたせいか汗もじんわり。

先ずは6合目、

次は7合目と休憩ポイントを意識した。

 

リュックからチューブで水が飲めるように

してある。

水、2リットルと

イオン飲料をペットボトル数本に

ゼリー飲料、ブドウ糖、飴、

カロリーメイト、チョコレート🍫

命を守る食料だ。

 

予定よりだいぶ時間はかかったが、

午後3時には8合目の山小屋に着いた。

山小屋で早めの夕飯🍛を食べ、

寝床や荷物を整えて身体を休めた。

 

全然眠れない。

興奮しているのか?

身体が疲れまくっているのか?

幸い、私のスペースは2人用の所を

1人で使うことができた。

開山したといってもまだまだコロナ禍。

神経を使わなくて済む。

 

ツアーコンダクターがお客さんに

深夜1:30起床を告げている。

登頂できればいいと思っていたけれど

「はて、どうしょう?」

とうとう一睡もできず

1:30a.m.になったので

えいっ!と起きた。

「やはり、ご来光を見よう!」

 

ツアーの人たちはまだ出発しない。

ひとりの私は身軽だ。

先に出かけた。

9合目、9.5合目。

真っ暗な夜空に星がめちゃくちゃ綺麗だ。

オリオン座がもうすぐそこにあり

掴めそうだ。

あと少し!

ご来光を山頂で見る!

 

山小屋で一緒だったグループが

追いついてきた。

「あともう少しですよ〜!

息を吐く方に意識を向けてくださいね〜!」

ツアーガイドの激励を頂戴して

「私も頑張る!あと少し!」

最後の坂はほぼ垂直。

「ここで怪我するわけにはいかないんだ!」

 

帰宅してからというもの

私の富士山への思いは変わった。

富士山を目にするたびに

「あのてっぺんにいたんだよね!」

「私の富士山⛰️!」

家族が言った。

「山頂で交信してきたんでしょ?🛸」

なんとでも言え!

 

ふと、疑問が湧き起こった

「あれ?夏にオリオン座見えてたけど・・・」

 

見えるんです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝採れ野菜

 偶然にも、

我が家の真ん前には無人販売がある。

引っ越してきた時には

こんなにありがたいものとは

全く気づいてなかった。

 近所の農家さんが毎朝、

季節の採れたての野菜を並べてくれる。

しかも、スーパーで買うより

俄然安くて美味しい。

今は枝豆🫛きゅうり🥒とうもろこし🌽

トマト🍅オクラ、ナス🍆に冬瓜。

よりどりみどりだ。

毎朝、おおよそ決まった時間に並ぶ野菜。

平日は買うことができないので、

土日は誰かが小銭を入れるチャリーン♪

と音がすると

小窓からどんな野菜が並んでいるかチェック!

欲しいものがあると小銭入れを持って

飛び出していく。

そのために買い物のお釣りの100円玉を

使わないようにして貯めている。

他には葉生姜、かぼちゃ🎃キャベツ、

干し芋🍠ほうれん草🥬白菜、じゃがいも🥔

などなど豊作だ。

煮たり🥘焼いたり🍳炒めたり。

お正月にはお墓用のお花もある。

この時期、

我が家の冷蔵庫は野菜でいっぱいだ☺️

茹でた枝豆とビール🍺が最高に美味い😋

 

仕事復帰

2週間の休みを経て、

月曜から仕事に行っている。

私の職場には大勢の子どもたちがいる。

久しぶりに会うなり、

「大丈夫?」と私の身体を気遣ってくれる子、

抱きついて離れない子、

「なに?なに!なに〜⁈」って

何だか言いたいけれど言葉にならず、

でも嬉しそうにはにかんでいる子、

困って助けを求める子など様々だ。

困っている子に近づきたいけど

抱きついている子の重みで身動きが取れない。

嬉しい瞬間だ!

 

この仕事にたどり着いたのは3年前。

その前は病院の病棟で働いていた。

他にも書店の裏方や事務など

仕事を転々としていた。

というのも、

自分に合う仕事内容や働き方が

わからなかったからだ。

だから、自分の興味の赴くまま

色々な職場で働いてみた。

自分を知るために。

 

目を使う仕事は大変だな。

じっとしているより身体を動かす方がいいな。

どんな人と一緒にいると楽しいかな?

長時間は大変。

等々。

 

今の仕事は、

子どもたちが

学校での生活に慣れるように、

困ったときに🆘を出せるように、

命や身の安全が守られるように、

話しを聞いてもらいたい時に

側にいる仕事だ。

 

時には「今、なにするのかな? 」

と声をかけたり、

「今、とってもカッコよかったよ!」

「しっかりお話し聞けてたね!」

「いつも応援してるよ!」

と伝えたり、

喧嘩の調整役にも入る。

「何があったの?」

「どんな気持ちがした?」

必ず聞く言葉だ。

 

お友達がいない子と遊ぶこともある。

遊んでいると他の子たちも寄ってくるから

少しの間みんなで一緒に遊んで抜けると

子ども同士で遊ぶようになる。

 

子どもっていいなぁと思う。 

目がキラキラしていて

生き生きしている。

元気がもらえる。

 

なんて書いてて、

歳をとったのかしら?

とふと思ってしまった😅

間違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

復活の兆し

 帰宅するのにひと苦労だった。

運転の途中、3回くらい意識を失って

「やばい、やばい、やばい。死ぬ!」

と声に出して、寝ないように

自分を鼓舞しないといけなかった。

もう少しという所でSAに車を停め爆睡した。

30分はあっという間だった。

夕方5時までには立ち寄りたい所があるから

ゆっくりはしていられない。

どうしても今、会っておきたい人がいる。

なんとか有料道路を出て、自宅を通り過ぎ

そこにたどり着いた。

若干混んでいる。

少々待っても構わない。

 

 大方の話しを聴いてもらい、

大切な本を譲り受け、やっと帰宅。

荷物を降ろして家の中に転がり込むと、

愛猫🐈が2階から降りてくる足音🐾

「覚えてくれてる〜☺️」嬉しい。

すりすり、すりすりと大歓迎を受け、

我が家に戻ってきたことを実感。

 

 この3日、起きたい時に起き、

寝たいときに寝て、

食べたい物を食べたい時に口にする。

一応、家中の洗濯物もひと通り終えた。

掃除もしてと最低限のことだけをした。

自分が心地よいように。

 

 初めは変な高揚感があって

寝付けない感じだったが、

徐々にリラックスしてきた。

今は脱力感があり、

燃え尽きた感もある。

「自宅に戻られたら、

またもとのお父さんに戻られますよ。」

という先生の言葉を信じる。

「あれはせん妄だったんですか?」

という私の問いに返してくださった言葉を。

 

 ファザコンを自認しているが、

「私って父のことが好き?」

という疑問も湧き上がってきた。

「もう少しわかりやすい言葉で伝えてほしいの

に。」とか、

「ああいう所、嫌なんだよね〜。」とか。

今さら。

 

 来週から仕事に戻る。

体調を整えるために整体にも行って!

来月には車のイベントがあるとわかったので

それに申し込んだ。

予定通りになるかはわからないけど

楽しみがあれば頑張れる。

 

 

自分の気持ち

「自分の気持ちに正直になる。」

そう決めました。

身体が教えてくれたのでそれに従います。

昨晩も色々あって、もう限界だなって。

 

やっぱりまだ頭で考えてしまう癖があって、

実はもう嫌だと思っているのに

「こうすべき」

を優先してしまうんです。

 

もう十分親孝行しました

悔いはないです。

自分を守ります。