他者貢献

 普段の私は家の中では家事をしているし、外

では報酬をもらいつつ誰かに貢献しているつも

りだ。ところが、仲間レベルで「何かできるこ

とは?」と聞かれると口がもごもごしてしま

う。特段、誇れる特技もないし、社交的なワケ

でもない私にとって「他者貢献できることは何

だろう?」と意識の片隅に置いて生活してい

た。

 すると、ふいに閃いた!一時期、「本が友

達!」な時があった。その頃に集めたものが今

でも捨てられずに本棚に眠っている。ひとの心

にまつわる話しばかりだ。私を支えてくれた大

切な本たち。同じようにカウンセリングの勉強

をする仲間が読みたいと思ったら貸すことがで

きる。そこでブックリストを作ろうと思った。

ところが、私は極度の近眼と老眼のため?パソ

コンに向かうと直ぐに目がぼやけてしまう。そ

れ故、今の仕事にたどり着いたのだが、ブック

リストを作るなんて無謀でいつ出来るかわから

ない。実行に移す前にやる気が失せそうだ。ど

うしたものか?

 しばらくするとまたまた閃いた!幸いそれら

の本たちは棚の中に大切にしまってある。興味

を持ってもらえそうなものを手前に出して綺麗

に並べ写真を撮ってそれを見てもらう。膨大な

手間が省ける。私って天才!と自画自賛したあ

と作業に取りかかった。まずは「作者別」。さ

らに「子育て」と「心理学」に大別。最後に本

の大きさを揃えた。もっと違う風に並べること

もできるが必要十分と勝手に決めた。本棚に溜

まった埃も取り除き整頓終了。あとは写真を撮

るだけだ。

 撮ったらそれをパソコンなりスマホで共有す

ればいいのだ。コンピュータを考えた人は天才

だ。そんなこんなしているうちにもう一つの他

者貢献を思いついた。